最近、「Vlog」という言葉を目にすることが増えましたよね。
「Vlogという言葉はよく聞くけど実際よくわかっていない・・・」
「YouTuberとは何が違うんだろう?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、そもそもVlogとは何なのか、YouTuberとの違い、Vlogが人気の理由、Vlogの始め方までVlogについての基本的な部分を詳しく解説していきます。
1:Vlogとは「Video Blog」の略称
Vlogは「Video(ビデオ)+ blog(ブログ)」の「Video Blog」から生まれた造語で、テキストではなく動画によって表現されたブログのことです。
海外ではすでに人気ジャンルのひとつとして定着しており、ブログを書く人を「ブロガー」と言うように、Vlogを投稿している人は「Vlogger」と呼ばれています。
最近では、日本でも芸能人を含む多くの方が、Vlogを投稿しており、注目を集めています。
これまでにも、「ブログ」というものはありましたよね。
Vlogはブログの動画版です。
これまでテキストで表現していたものを、「動画」として発信しているのです。
2: VloggerとYouTuberの違いとは?
動画配信において、YouTuberが人気ですが、Vloggerとの違いはなんなのか、気になりますよね。
YouTuberと比べて、Vloggerは日常をありのままに映しているため、エンターテインメント色が薄いことが挙げられます。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
2-1:Vloggerの特徴
Vloggerの特徴は以下の通りです。
・日常をありのままに撮影した動画を投稿している
・特別な編集は行わず、カットを繋げただけのものが多い
・日記のように毎日の様子を記録している
基本的にVlogでは、日常を映し出すものが多いです。
Youtuberのように企画を練ったり、非日常な演出をすることはなく、ありのままの生活の様子や、個人の日常を発信しています。
代表例として挙げられるのが、モーニングルーティンや1日の過ごし方、旅の様子などです。
また、動画には特別な編集をするわけではなく、カットを繋げただけのシンプルな編集、もしくはテロップのみを入れたものが多いです。
2-2: YouTuberの特徴
YouTuberの特徴は以下の通りです。
・企画物や非日常なイベントごとを発信している
・編集(テロップや字幕)にこだわり、エンタテインメント色が強い
・テレビ番組のような作りにしている人もいる
・ビジネス関連の情報を動画にし、投稿している
YouTuberは基本的には、動画ごとに企画を練り、いかに面白い動画を作れるかを考えながら発信をしています。
Vloggerのようにありのままの日常を映すことはなく、エンタテインメントとして動画を更新しています。
そのため、効果音やサムネイルにこだわったり、いかに面白く編集できるかがカギになります。
動画の内容に関する具体例を挙げると、「ドッキリ」「〇〇実験」「〇〇をやってみた」など、まず企画を練ってから非日常なことを「創り出す」のです。
VloggerとYoutuberの投稿する動画に違いがあることは分かりましたが、YoutuberがVlogを投稿していることもあるので、職業に大きな線引きがあるわけではありません。
これからクリエイターとして活動したいという方は、どのような動画を作りたいのかを明確にし、投稿する動画のジャンルを決めていくと良いでしょう。
3:Vlogが人気の理由とは?
海外だけでなく、日本でも人気が出ているVlogですが、なぜここまで人気が出ているのでしょうか?
人気の理由はたくさんありますが、一部に以下のものが挙げられます。
・等身大でありのままの日常が見れる
・楽しみながら情報を得れる
・どこか安心感があり親近感を感じられる
それぞれについて、詳しく解説していきます。
理由①:等身大でありのままの日常が見れる
Vlogは視聴者にとって「ちょっと手が届きそうな等身大のリアル」が表現されていると考えます。
YouTuberは基本的には企画物を投稿していることが多いので、現実的ではないものが多いです。
それに対し、Vlogは、ありのままの日常を見ることができるもの。
他人のリアルな生活の様子を見る機会ってあまりないですよね。また、その生活が、現実からかけ離れたような理想的な生活ではなく、自分もちょっと頑張れば手が届きそうな生活だからこそ、視聴者はそこに共感し、憧れを抱くのだと思います。
ポイントなのは現実を見せるのではなく、視聴者が見たいリアルが表現されているところ。
日常を少し豊かにできるような、幸せになるヒントが、Vlogには詰まっているのかもしれませんね。
理由②:楽しみながら情報を得れる
Vlogの特徴は、ある個人の日常の、さまざまなシーンを切り取って動画が作られていること。
それによって、「自分と似ている人」や「境遇が同じ人」「世界観が好きな人」など、いいなと思う人を見つけることができていれば、その人の様々な日常の様子を見ることで、「情報収集」も可能です。
好きなVloggerの使っているコスメや家電、朝の過ごし方やナイトルーティンなど、良い部分をインプットし、すぐに真似できるのが、Vlogの良いところです。
また、情報を集めたい!と思って見るわけではなく、「Vlogを見て楽しみながら自然と情報を得ることができる」ので、これまでの生活にはなかったものを取り入れるきっかけになるという人も非常に多いです。
コロナ禍の今、自宅にいる時間が増えたことにより、旅のVlogを見て、旅行に行った気分になったり、コロナが落ち着いたらいきたい場所を見つけたりして楽しむ人も増えているようですね。Vlogは、ただ見るためだけの動画でなく、情報収集のツールにもなりつつあるのかもしれません。
理由③:どこか安心感があり親近感を感じやすい
今の時代は、テレビよりもYouTubeを見る人が増えていて、さらにYouTuberの数も一気に増えています。
そのため、どれだけ面白い企画や見られる動画を作れるか、多くの人が試行錯誤して動画をアップしています。
企画物を見る時間ももちろん楽しく、面白いですが、どれもテンションが高く、効果音やBGMも凝ったものが多いです。
そんな中、Vlogは落ち着いた音楽を用いていたり、効果音を付けずに生活音や実際の音声のみのものが多いため、落ち着くという声も多いです。
Vlogは日常の一部だからこそ、どこか安心感があるものです。
また、飾らないありのままの姿を映してくれているので、親近感を感じやすいというのも、人気の理由になっています。
4:Vlogの始め方
この記事を読み、Vlogを始めて見ようかな?と興味を持った人もいるのではないでしょうか。
「Vlogを始めるには、何からすればいいの?」という方に向けて、Vlogを始める流れを簡単にご紹介します。
(それぞれの詳しい情報は、今後の記事でもご紹介するので楽しみにしていてくださいね!)
・発信内容を決める
・機材を揃える
・動画編集のアプリやソフトを用意する
・発信するアカウントを決める
それぞれの項目について詳しく解説していきます。
4-1:発信内容を決める
Vlogは、様々なテーマで発信することができます。
また、始めるのは簡単で、手元にあるスマホ一台で、撮影・編集・シェアまでできてしまいます。
まずは発信内容を決めていきましょう。
以下に例を上げてみました。
ライフスタイル
DIY、美容、トレーニング、音楽など、何かに特化して配信しているクリエイターもいます。
一つ軸を決めることによって、チャンネルに一貫性が出るので、ファンもつきやすくなります。
暮らし
顔出しをしない場合も多く、流し見できるような心地良さが特徴です。
韓国でのブームをきっかけに日本でも人気のジャンルになっています。
旅行
旅先での様子を記録するもの。自宅での撮影がないためハードルも低いです。
旅の風景や食べたものを記録しておくことで、自分自身にとっても良い思い出になりますね。
ペット
ペットと一緒に暮らす様子や、ペットの成長を撮影するもの。
自分の顔は出さなくても良いというのが、気軽に始められるポイント。
見返すと成長しているのがわかるので嬉しいですね。
料理
料理をしているところを撮影して作成する動画。
主婦の方や、毎日料理を作るという方には、料理を作るついでに撮影もできるため、始めやすいジャンルです。
この他にも、日常の様々なシーンを、動画にすることができます。
自分自身が続けられそうなものや、好きなものを考え、無理なく投稿できるテーマを選ぶと良いでしょう。
4-2:機材を揃える
どんな動画を撮りたいのかによって、必要な機材は変わってきます。
最初から高いカメラを買わなくても、スマートフォンで十分綺麗な映像を録画することも可能です。
クオリティの高い動画を作りたいという方は、必要に応じて以下のものを用意しましょう。
・自撮り棒
・三脚
・アクションカメラ
・ミラーレスカメラ/一眼レフカメラ
・ドローン
・マイク
・SDカード
どれも高価なものが多いので、まずはスマートフォンで始めて、Vlogを続けられそう!もっと良い動画を作りたい!と思ったら、少しずつ機材を増やしていくと良さそうです。
4-3:動画編集のアプリやソフトを用意する
編集に関しては、無料で使えるアプリで十分な編集が可能です。
スマホで動画を編集できるアプリは、例えば以下のようなものがあります。
・iMovie
・VUE VLOG
・VLLO
・InShot
・Adobe Premier Rush
本格的に動画を編集したいという方は、Adobe Premier Proがおすすめ。
(有料のため月額料金を支払う必要があります。)
無料で使える動画編集アプリも多くありますので、初めは無料のものを使って試してみるのも良いでしょう。
YouTuberの動画のように、難しい編集や効果音などが必要ないので、初心者でもコツを掴めば簡単に編集できます。
4-4:発信するアカウントを決める
最後に、動画を作った後にアップロードするSNSのアカウントを作成する必要があります。
既にアカウントがある方はそれを使っても良いですが、どのSNSに投稿していくか、決めておきましょう。
・Youtube
・TikTok
ここまで決められたら、あとは実際に撮影・編集し、公開するだけです!
YouTubeには既に多くのVlogが投稿されているので、色んな方の投稿を参考にしながら、素敵な動画を作成してみてくださいね。
まとめ
今回は、そもそもVlogとは何なのか、YouTuberとの違い、Vlogが人気の理由、Vlogの始め方までVlogについての基本的な部分を詳しく解説しました。
それぞれの詳しい情報やおすすめカメラ、人気のVloggerの紹介など、今後はもっと詳しい情報を更新していきますので、楽しみにしていてくださいね。
Vlogは今後、日本でもひとつのジャンルとして確立され、さらに人気が増すでしょう。
もし今回の記事を見て、Vlogの魅力を感じてくれた方、Vlogを始めてみようと思っていただけた方がいれば幸いです。